「第71回中央区観光商業まつり」 地域生活文化を担い、地域福祉生活を支えていることを思い起こす
【地域事業】 - 2023年10月05日 (木)
「第71回中央区観光商業まつり」 は、
10月2日から11月12日まで、中央区内各商店街と百貨店などの商業施設で、多彩な催しが続きます。
24時間、365日、中央区での営業とともに、街の生活・防災などを支えているのが、地場の商店・飲食店・事業者です。
身近で通りがかる処の催しで、多くの担当の方々に接する機会でもあります。


「第71回中央区観光商業まつり」オープニングセレモニー
2023年10月2日ヤエチカ
取材・記録:まちひとサイト
あとがき> 都心商業地である中央区では、多くの催しが商業・事業者主催です。町会・自治会主催の催しも、主要な人が地元事業者・勤務者ゆえに、準備や運営の時間や手間を事業の合間にかけています。転入したり、他所で働く住民は、それも事業活動だとみなしがちです。養育から子育て・教育・介護などの生活全般が、サービス化され、利用者・消費者側に居れば、受ける権利を当然のことだとしがちです。
他方、ボランティア活動やPTA・自治会役員活動など、単純に社会的奉仕活動だと割り切る世代も減り、僅かでも関わると責任で私生活を犠牲にしたくないと考えがちです。
しかし、私生活と社会生活は、みかけの生産・消費の等価交換でも、差益を奪い合うことでは無いでしょう。
地域生活・活動・事業は、それぞれの目的・活動は異なりながらも、地域への関わりを伴にすることで、それぞれの結果・効果を得ることで、持続します。
合力の5類型 協力の3類型


それぞれの結果・効果を最大化するには、その地域資源:気候・地勢・街のインフラ・生活・組織の歴史を活かし、経済・文化創造を他所以上に盛んにすることです。 地方なら、自然・風土の保全・保護ででも差異化はできるでしょうが、都市圏中央区は、他の中核都市圏との競合の中。
そして、中央区内もまた、それぞれの地勢・交通・施設の配置、オフィス・商業・文化・遊興・住宅などの機能の違いなどで、繰り返し関わり合える地域ごとの価値観を大切にできないと、住み手・働き手の流動化は更に進んで、どこでもいいような地域が増えるでしょう。
身近な地場営業の商店・飲食店・生活サービス店が、地域生活文化を担い、地域福祉生活を支えていること。
多様な人・組織の協力が、街を持続させてゆくことを、今一度思い出せる、多様な中央区観光商業まつりです。
・ 地域課題に関わる多くの人・組織との−「違い」を前提とした共有目標と協力の組み立て方−を学ぶ3連続講座 2023年1月12日(木)・21日(土)・26日(木)