異なる立場/価値感の関係者の相利をはかるマネジメント:「協力のテクノロジー」ワークショップ
【まちづくり の仕組・手法】 - 2023年06月07日 (水)
中央区/協働ステーション中央主催で、1月12日・21日・26日の三日間の『協力のテクノロジー 関係者の相利をはかるマネジメント』著者、松原明氏のワークショップに参加させていただきました。基調講演と参加者が記入したワークシートを精査し、代表事例の講評でした。

地域生活は、個人的・福祉的・事業的と、さまざまな立ち位置で関わっています。そこで、社会的な自主活動としてのボランティア活動も、それぞれの人の感じ方・価値に基づいた力を合わせる、システム的な運営手法が必要になります。
合力の5類型 統治・交換・互恵・威信・協力

復興から成長の山を越えてきた、多世代が、伴に力を合わせるには、共通の価値感と目標を持とうとするばかりでは、進みません。
協力の三類型
協力1.ともに目的が同じで、同じように活動する
協力2.伴に目的が同じだが、主役AにBが協力する
協力3.目的は違うのだが、同じ目標を達成することで各目的を達成する

そして他者に理解される企画には、8要素があります。
課題・解決策(活動・スケジュール・予算・人員ー連携体制) 成果・展望

活動を伴にしてゆくには、協力構築のサイクルがあります。
→目標→役割→脚本→相利→調整→舞台→帰属→

その協力は、互いに得られるものを評価し合って、認め合う必要があります。
相利評価表
相利評価表
関係者・問題・目的・活動(目標)・役割・相利

この『協力のマネジメント』は、人の価値感を統一し、変えてゆくことではありません。
価値感も目的も違っても、目標を同じにすることで、それぞれが求める効果が得られるためのバックキャスティング型のロジックチェーンでの制御の方法です。

これは、社会(人と人・組織と組織)の関わりを変える為の技術であり、だれもが習得し、価値感・利害が多様化した異なりを大切にしながら協力する技術です。
講演者の著作
『協力のテクノロジー 関係者の相利をはかるマネジメント』 松原明、大社充 著

松原明
NPO法人協力アカデミー 設立準備中です。
取材・記録:まちひとサイト
あとがき> 日本語で主語抜きで話しがちの私たちは、意識下では、だれもが同じ感情を持ち、わかり合える価値感で暮らし/活動していると、無意識に思いがちです。しかし、住み暮らし働く場も、情報も、環境も変化が早く、共感し・解り合い/価値感を伴にすることは在り難いことになりました。
そこで、個人/組織。立場/価値感が異なる者同士が、合力の5類型:統治・交換・互恵・威信・協力による協働のシステムによりそれぞれマネジメントしてゆく技術が必要です。
ぞれぞれのフレームをロジックで繋ぎながら、互いの活動を認め合う視点を身につけようする、ワークショップは、自身の限界/障壁を自覚するにも良い機会でした。


地域生活は、個人的・福祉的・事業的と、さまざまな立ち位置で関わっています。そこで、社会的な自主活動としてのボランティア活動も、それぞれの人の感じ方・価値に基づいた力を合わせる、システム的な運営手法が必要になります。
合力の5類型 統治・交換・互恵・威信・協力

復興から成長の山を越えてきた、多世代が、伴に力を合わせるには、共通の価値感と目標を持とうとするばかりでは、進みません。
協力の三類型
協力1.ともに目的が同じで、同じように活動する
協力2.伴に目的が同じだが、主役AにBが協力する
協力3.目的は違うのだが、同じ目標を達成することで各目的を達成する

そして他者に理解される企画には、8要素があります。
課題・解決策(活動・スケジュール・予算・人員ー連携体制) 成果・展望

活動を伴にしてゆくには、協力構築のサイクルがあります。
→目標→役割→脚本→相利→調整→舞台→帰属→

その協力は、互いに得られるものを評価し合って、認め合う必要があります。
相利評価表
相利評価表
関係者・問題・目的・活動(目標)・役割・相利

この『協力のマネジメント』は、人の価値感を統一し、変えてゆくことではありません。
価値感も目的も違っても、目標を同じにすることで、それぞれが求める効果が得られるためのバックキャスティング型のロジックチェーンでの制御の方法です。

これは、社会(人と人・組織と組織)の関わりを変える為の技術であり、だれもが習得し、価値感・利害が多様化した異なりを大切にしながら協力する技術です。
講演者の著作
『協力のテクノロジー 関係者の相利をはかるマネジメント』 松原明、大社充 著

松原明
NPO法人協力アカデミー 設立準備中です。
取材・記録:まちひとサイト
あとがき> 日本語で主語抜きで話しがちの私たちは、意識下では、だれもが同じ感情を持ち、わかり合える価値感で暮らし/活動していると、無意識に思いがちです。しかし、住み暮らし働く場も、情報も、環境も変化が早く、共感し・解り合い/価値感を伴にすることは在り難いことになりました。
そこで、個人/組織。立場/価値感が異なる者同士が、合力の5類型:統治・交換・互恵・威信・協力による協働のシステムによりそれぞれマネジメントしてゆく技術が必要です。
ぞれぞれのフレームをロジックで繋ぎながら、互いの活動を認め合う視点を身につけようする、ワークショップは、自身の限界/障壁を自覚するにも良い機会でした。
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