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山と街、檜原村と中央区の循環経済は?檜原村中央区の森での林道作業整備体験ツアーで感じたこと

12月3日、檜原村中央区の森での林道作業整備体験ツアーで見かけ・紹介された地域林業と地域事業として残って頑張っている手造り蒟蒻屋の記事です。
m檜原村への橋 村役場
m檜原村役場 D3C00037.jpg



唯一残っている稀少な蒟蒻事業を、観光みやげではなく、日常の中央区で活かすには、グループでの纏め買いではないかと、パンフレットと一覧表を載せておきます。
mD3C00170.jpg mコンニャク 昔ながら
井上食品 井上食品 連絡先 こんにゃく一覧表

取材・記録:まちひとサイト
あとがき>

檜原村が豪雪で閉ざされた時、「中央区の森」と言いながら、何も出来ずにいたことを想い起こします。
NPO中央区森の応援団と、檜原村の作業現場に向かい、里山再生塾の方々と語ると、地域の山林を維持するには構造的なことを考えます。

木造軸組住宅需要での林業、険しい山林から伐採・出材・製材・乾燥、木材としての輸送・利用の流れが大きく変わっています。
戦後の住宅政策・耐震・今後の省エネ対策で、地域個別の大工・工務店依存から、広域住宅産業・工業化・分業化、耐火・耐震での木造の減少が進みました。他方、鉄・コンクリート・ガラス・化学工業建材などの採取から製造・利用・廃棄までのコストは更に進むでしょう。
従来需要の少なかった、大径木や間伐材も、合成木材やバイオマスによる資材・燃料・肥料などへの活用を進められます。軸組住宅中心の製材から、集積材・MDF・間伐材チップなど。しかし、そのための設備・運営・需要を纏める規模・コストは大きく、統合化が必要になります。
建国から農林水産業で自律しているのは米国。当初は、毛皮と木材が欧州への輸出品でした。石造・レンガ造でも床材は木材で、中東のレバノン杉、バルカン半島や中欧の森は荒廃し、米国東岸アパラチアン山脈の木材が貴重でした。
その伝統は今日でも続き、針葉樹の植林・伐採ばかりでなく、広葉樹の自然林管理・植林・伐採まで、生育量と消費量のバランスを維持しています。2x4の全米統一品質基準で、トコロテンのように効率よく製材・グレーディング・人工乾燥・大規模輸送のシステムを維持し、全米・欧州そして中国市場まで確保してます。その結果として、森林とともに土・水・空気を保全しているわけです。

広葉・落葉樹は、地上の枝葉と同じような広がりの根を拡げ、落葉は年を重ねてやっと有機土壌に変ります。保水した水には多様な栄養素が含まれ、本来なら野を潤し川へ、海では海藻・プランクトン・魚介類へと循環しています。三陸沖の海の豊穣は、ブナなどの広葉樹林に支えられています。

作業道の整備は、枝打ち・間伐・雑草刈、空いた処に広葉樹を植えてゆくなどに使われます。出材から加工・利用の大規模な活動は、やはり広域の行政・事業者が連携してこそ、解決できることです。
立ち寄ったコンニャク事業者が存続するためには、多すぎず・少なすぎない適切な顧客とのネットワークが必要でしょう。

このような、行政・事業者、事業者ー事業者ー利用者の、適切な規模での連携・活用において、従来の印刷・配布・人の目視と判断の手間とタイミングをすりあわせてゆく方法では消耗するばかりです。
ここにも、DX化を進める人材が適宜入り、採取・生産・流通・交換から消費ではなく享楽できる仕組みをつくる必要があります。

【環境・街】カテゴリーでの次の記事は、銀パチ、都会屋上でのイモ栽培から焼酎販売、そして楽しみ合う’イモリンピック’。銀座らしさを学びます。

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