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落合陽一氏によるメディアアート展示@大手町の森 『 nullの木漏れ日』に触発される明日の都市環境

道に開かれた建築の印象深い東京建物株式会社が、都市に「本物の森」をと、千葉県君津市からの土壌や植物を移植して育ている「大手町の森」。 デジタルネーチャーを追求する落合陽一氏が、メディア・アート『 nullの木漏れ日』が公開展示されました。


【公式サイト】落合陽一氏によるメディアアート展示@大手町の森 『 nullの木漏れ日』 より

「「nullの木漏れ日」は、空即是色色即是空と言われるように、デジタルによって物質性と離れて生まれる木漏れ日と、デジタルによって突如として生じうる可能性の関係を惹起するメディアアートになっています。」

(大手町タワーの敷地に)
本物の森を再現することに先立ち、千葉県君津市で大手町の人工地盤等の環境を創造したプレフォレストを構築し3年にわたるさまざまな検証を実施したうえで、多くの土壌や植物を君津から大手町へ輸送・移植しました。」


主催:東京建物株式会社 
2022年6月10日 収録:まちひとサイト
あとがき> 
都市環境から言えば、大手町・丸の内に連なる高層ビル群の間に、人優先の空間を増殖させてゆく活動の一つで、個別アートの展示から、歩行者専用空間の創出、高く育った並木道や植栽、そして、「本物の森」の創成とインタラクティブなデジタルアートのインスタレーションです。
人の感性から言えば、デジタル・ネイティブな世代が育ち、デジタルセンシング・アルゴリズム・ホログラムによる物理空間での展示に、感応できる世代になってきたのでしょう。幼少から心身が感応する環境との刺激の大きな部分が、デジタル化・再編集され・インタラクティブなゲームに馴染んだ世代が増えています。
人間自身が、遺伝子の一部を発現しながら、肥大化した脳細胞の断続的な信号伝達で、身体を介して、周囲の存在と応答しあう実態です。
植物もまた遺伝子に応じ、土壌の多様な無機物・有機物や微生物とエネルギーの代謝をし合い、昼夜・季節の気候の変動に多様・多彩な姿を見せます。

その自然の変化と人為的に始まったデジタル・インスタレーションとが共存してゆく時代を垣間見る機会でした。
グリーンインフラとか、緑の環境とか、その究極の刺激は、日々成長・変化する刺激の多様さ。
静物のように、飾り・植え替えられたものを、鑑賞するだけの「自然」であれば、人が感じ合う偶有性をどれだけ醸成できるでしょう?

人中心の都市再生が、意識的・合理的な領域にとどまる限り、近代は終わらない。
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