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コロナ禍で分散開催された、「子どものまち:ミニ・ミュンヘン」報告に、大人の分散社会を考える

「ミニ・ミュンヘン」は、こどもがつくる「こどものまち」の発祥で、国際児童年の1979年に始まり、二年に一度の夏休みの3週間、今年が第20回目でした。
コロナ禍で中止しかけたところ、子供たちの声を受けて、感染症対策をして7月27日から8月14日まで開催されました。
TOKYO PLAY によるZoom開催による、現地在住の桂川さんからレポートを視聴しての、記録です。
                   桂川さんの働くベルリンのこどもミュージアム
ミニ・ミュンヘン2020公式サイト
ミニミュンヘンレポート 02 ミニミュンヘン マップ

「ミニミュンヘン」は、子どもが運営する町で、10のルールがあります。
1.市民になる
2.働いてお金を稼ぐ
3.学ぶ&教える
4.市民権
5.選挙&政治
6.企業&お店
7.市民の義務と違法行為
8.大人ビザ
9.その他のルール
10.ルールを決めるものはそれを変えることもできる

感染症対策による今年の特徴は分散型
子どもが集まれないならミニミュンヘンがこどもたちのところへと、それぞれに地域の既存施設の一部を借りて、ミュンヘン市内の4っの特性の異なる地区、40か所に分け、それぞれでも人数・飲食制限をしていました。
オンラインと流通システムを活用して運用し、今日的な都市課題に取り組んでいました。
 オンラインのプラットフォーム
 仕事の空き状況確認、ラジオ、テレビ、新聞
 オンラインバンキング
 リモートワーク

レポーターと参加者のコメントから
・分かれてリモートでは不足だった役所機能は、各所にリアルな出先をもうけたこと。
・分かれてかたことで、目の前のことに専念できたとの感じた子供がいた。
・分かれたことで、全体が見えないで、盛り上がらなかったと子どもが感じた。
・分かれたことで、多様な活動どうしの関わりや深まりが生まれにくかった(運営側)。

記録:まちひとサイト
あとがき> キッザニアとか、利用者・消費者としての「ことものまち」と混同しないように、ドイツのあそびと暮らしの関連記事をリンクしておきます。
ドイツは子どもの自主性を大切にできる場と、支える人を育てるのか?(ミニミュンヘンの紹介記事)

ドイツのあそびと暮らし「遊びは、大人への準備」紹介 と日本のプレーパーク、遊びを考え合う :佐藤公俊さん
子どものミニ・ミュンヘン、こども代理人 「ドイツの子どもの居場所」シリーズ3/3

ハンザ同盟や都市国家のように、広大な大陸の一部を意図的に組織化してきた「まち」と、小さな島国で海や山などの自然の障壁や環境の厳しさで集住した「まち」とは、意識の仕方が違います。
そして、産業革命以後の交通・通信・運輸などで、機能分化し、巨大化し、広域のつながりを強めて、全体像が見えなくなった今、「まち」としての意識を持ちづらい時代です。
ドイツの子供たちの学校生活は午前中で、午後は子どもの自主的な活動を受け入れる場で過ごす体制があります。その上で「こどものまち」の市民になり、活動し、運営にもかかわるというミニミュンヘンです。
「大人も間違うことがある」という前提で、子供の自主的な活動が現状を再構築してゆく手掛かりにもなるということで、この開催は、子どもの未来を大切にする活動でもあります。
子供も大人も、車という産業の道具を止めて、道で遊びあう英国のLONDON PLAY のような活動もTOKYO PLAYは、紹介しています。
’まち’を意識しないで、生活サービスの消費者になりがちな日本が、コロナ禍での自閉的な生活でどう変わってゆくか、「まち」を意識し、かかわれる機会がより貴重になってきました。

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