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「東京の中心を消去せよ」で終えた 法政大学江戸東京研究センター 磯崎新 特別講演会

 持続可能な地域社会の実現に向け、近代のパラダイムを超えた都市未来を考える、江戸東京センターの特別講演を取材させていただいた、記録の一部です。
 磯崎新氏の話の後、ラッパーのダースレイダー氏が声高に読み上げる「敗戦降伏、占領下、皇位継承、引用される坂口安吾、吉本隆明、岡本太郎」。
東京芸術大学大学院教授:高山明氏は、「肉体の氾濫」舞踏家:土方巽の口述録音を伴に聞いて、肉声と身体性を。政治思想史ならびに鉄道研究から原武史氏の話が前段。
s東京は首都たりうるか smDSC00072_2019112216574195a.jpg
smDSC00121 言霊 sDSC00203.jpg
パネルディスカッションでは、首都性の分散の可能性を

2019年5月19日,磯崎新特別講演会「東京は首都足りうるか-大都市病症候群」開催報告
sDSC00049.jpg sDSC00217 陣内
「東京は首都足りうるか~大都市病症候群」
法政大学江戸東京研究センター 磯崎新特別講演会 から
2019年5月19日
取材・記録:まちひとサイト
あとがき> 首都性・空間・身体・言霊・・実態とイメージの相互作用から語る磯崎新氏。
氏の原風景は、原爆ドームからフクシマへ、そしていつ来てもおかしくない首都直下地震に身構える東京の分散可能性を語る。
大陸から隔てられた琉球・日本列島を繋いだ海流・海運。京都から江戸へ、江戸から広がる街道網。明治以後の鉄道が山手線で環状につながり結節点となって複数の都市機能を分担し、その後の自動車道路網網は首都環状線、外環状となり、ロラン・バルトが見たようにその中には「皇居」が。1960年代の東京湾新都市イメージは、未着の東京湾に伸びるメタボリズム構造だった。
 すでに3500万人の首都圏をこれから支えるのは、リゾーム(根茎)のような鉄道網と、大量交通結節点である駅から戸口まで、人々の身体・声・眼差しを交わし合えるスモール・モビリティです。増えてきた高齢者や幼児同伴での移動を支え、多様な人が関わり合う創発的な都市が求められています。
 消えかかる中心から広がりのは雲(クラウド)、ウチに閉じた幕藩体制の尾を引く言説の政治から、リアルデータとXリアリティに支えられる、ローカルに偏在し・グローバルな差異を維持できる政治:生活文化を支えます。

飯田橋のアトリエ磯崎で、アルバイトして北九州図書館の模型づくりをしていた頃と同様に、想起力を拡げてもらえた一時でした。

筑波から羽田まで、首都圏構造を変える 都心・臨海地下鉄新線推進大会 第2回
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