小児がんと闘うNPO法人SUCCESS(サクセス)のチャリティ・イベント 1月16日銀座
【健康・保健・介護・医療】 - 2011年01月16日 (日)


SUCCESSの活動は、’つたえる・ささえる・つくる’の三つ。小児がんと戦い生き抜いてゆこうとする活動をつたえるること・活動者・治療者を支えること・そして臨床データの整理など、がんの中では稀な小児がんを治す薬の開発の一部を担うことです。
チャリティーイベントは、つたえる-つながる-ひろげるイベントで、経験者・医療関係者・支援者が集いました。
1.開会・活動紹介 ’つたえる・ささえる・つくる’
2.ささえる活動紹介 レモネード・スタンド、TOWNTIP、http://www.goldribbon.jp/
米国の小児がん患者であるアレックス君自身が始めた’レモネード・スタンド’での募金活動が、
米国から日本にも伝わり、SUCCESSのつたえる活動にもなりました。
全米を動かした少女 アレックス
会場では、福岡の牟田口親子、わかば風の会と地域協働推進機構とのレモネード・スタンド活動が発表され、
ほか、その募金収集活動TOWNTIPや、ゴールドリボンなど、つたえ・ささえる活動の紹介がありました。


3.歌で気持を伝える -1 KGC(国立ゲームセンター)バンド
SUCCESSの事務局長でもある牧本敦医師と治療を受けた方の歌


4.歌で気持を伝える -2 Saori.K
がんの経験者となり、歌手としての力を活かして




Saori.K
5. 小児がん経験者の体験談
若年性がん患者支援団体「STAND UP ↑↑」
がん経験者自身が、自分たちの不安を分かち合い、そして身を晒して伝えようと立ち上がった若者達。


6.閉会の挨拶 SUCCESSを立ち上げた秦順一代表理事


所感> 小児がんの経験者・治療者・支援者が集うチャリティーイベントは、幼くして死に直面し・治療に関わり・支えようとしてきた人たちの聖域でした。しかし、個人の死への直面という最大のプライバシーを社会に公開することで、個人から社会人として、勇気を持って活きている方々、仕事と社会活動が繋がっている方々、そして共感して支えようと方々は、その聖域を、一緒に越え続けています。個人的なコトが社会的な活動で力を持ち、社会的な課題が個人的な活動で取り組まれてゆく。
当事者である、経験者・治療者・支援者の活動がつながり、持続しています。それでも、死の恐怖に立ちすくみ・孤立しがちな気持ちを奮い立たせる歌、共感しあう人たち。コトは、がんという特別の脅威だけでなく、身近な困難や課題に、躊躇し・立ち止まり・後ろ向きになりがちな普通の人の日々に響きます。それを、「感動のドラマ}として見過ごしてゆくのか、身の回りの課題や興味に、正面から向き合うのか、日々の小さな気力を大切にしたいと思います。歳を重ね、やっと死を意識しはじめた身からは、幼くして抱えつづけてきた死への恐怖は、分かりきれません。しかし、家族や医療関係者や仲間ともに、のり越えてきたことはよく分かりました。
取材・記録:中央社協の「まちひとサイト」
小児ガン治療開発支援のためのチャリティー・イベントが1月16日銀座にて