市民が組織化して公的防災組織機関と協力してゆく ICS(災害対応運営システム)に沿った図上訓練 第5回協働型災害訓練in杉戸
【防災・危機対応】 - 2018年03月15日 (木)
第5回となった協働型災害訓練in杉戸、2月3日の ICS:Incident Command System (災害対応運営システム)に沿った図上訓練の内容の記録です。
ICS実践講座:災害対応運営概要
ICS(災害対応運営)図上訓練 演習
ICS(災害対応運営)図上訓練 振り返り
第5回 協働型災害訓練in杉戸
~首都圏災害に備えよう。つながることは備えること~
平成30年2月2日(金)~3日(土)
場所 彩の国いきいきセンターすぎとピア(埼玉県北葛飾郡杉戸町堤根4742-1)
内容 1日目、東日本大震災のリアル、福祉避難所開設訓練
2日目、ICS図上訓練実施(修了証発行予定)
主催 杉戸町・富岡町・川内村地域間共助推進協議会
共催 市民キャビネット災害支援部会・スマートICT部会、
立正大学地球環境科学部
協力 関東ICT推進NPO連絡協議会、総務省関東総合通信局、
埼玉県共助社会づくり課、東埼玉総合病院、
全国救助犬団体協議会、ユニバーサル志縁センター、
杉戸町社会福祉協議会、フードバンク埼玉、
日本アマチュア無線連盟埼玉支部、SAFE、
ソーシャルインパクトワークス、他
対象 首都圏を囲む後方支援自治体の職員や関係者、団体など
地域防災に関わっているまたは興味のある人や団体など
ICS図上訓練終了後の写真

*この図上演習の他の記録共有させていただきたい内容を、別記事にまとめてゆきます。
取材・記録:まちひとサイト
あとがき>
*混乱の中、自己組織化を続けてゆける国際的基準に沿うこと
大規模被災時に、現場や被災地外の市民/NPOが、自己組織的に連絡・集合・連絡して対応を始め、連携してゆくための訓練です。小グループから国際まで、どのレベルでも共有できる、国際的なICS:Incident Command System に、準拠しています。原則は、数人が集まれば、②情報を集め記録する人 ③活動を実施する人 ④活動のための調達をする人、そして①グループをまとめ指揮する人に役割分担を分けるのが効果を最大化し危険を避けるということです。他のグループと合流すれば、その場の緊急性が高く/可能な活動の順に分かれ、さらに増えれば、より上位の②③④に⑤財務:持続的な活動を裏付けるための、事前/事業の蓄積・精算活動が必要になります。
*コミュニケーションのスキルが必要になること
協調した行動をするためには、線的な対話/応答で意見交換するよりは、非同期的な付箋と掲示配置による整理・共通認識と、リーダーが調整/決定/指示を繰り返せるコミュニケーション・スキルが必要になります。書き込んだ文字/数字/図象/写像/映像の活用も必要ですし、ICT機器/スステムを使いアマチュア無線・・・Webの利用も必要です。時間に沿って流れる対話や書き込み、意見交換に終わらず、非同期の表示・認識と、決定・伝達・行動・結果連絡・記録が循環されることが必要です。
*リーダー能力が必要になること (AI時代の人の仕事)
公的機関/地域行政の主催する被災対応本部とその組織と協調/協力・分担してゆく為にも、最少の数人単位のグループでも、①の運営・指揮を引き継ぎながらでも担える、リーダー能力を持つ人の養成が必要になります。
これは、成長期から成熟期へ、拡大再生産期から持続・循環期に入っている日本の時代的な要請でもありそうです。


ICS実践講座:災害対応運営概要
ICS(災害対応運営)図上訓練 演習
ICS(災害対応運営)図上訓練 振り返り
第5回 協働型災害訓練in杉戸
~首都圏災害に備えよう。つながることは備えること~
平成30年2月2日(金)~3日(土)
場所 彩の国いきいきセンターすぎとピア(埼玉県北葛飾郡杉戸町堤根4742-1)
内容 1日目、東日本大震災のリアル、福祉避難所開設訓練
2日目、ICS図上訓練実施(修了証発行予定)
主催 杉戸町・富岡町・川内村地域間共助推進協議会
共催 市民キャビネット災害支援部会・スマートICT部会、
立正大学地球環境科学部
協力 関東ICT推進NPO連絡協議会、総務省関東総合通信局、
埼玉県共助社会づくり課、東埼玉総合病院、
全国救助犬団体協議会、ユニバーサル志縁センター、
杉戸町社会福祉協議会、フードバンク埼玉、
日本アマチュア無線連盟埼玉支部、SAFE、
ソーシャルインパクトワークス、他
対象 首都圏を囲む後方支援自治体の職員や関係者、団体など
地域防災に関わっているまたは興味のある人や団体など
ICS図上訓練終了後の写真

*この図上演習の他の記録共有させていただきたい内容を、別記事にまとめてゆきます。
取材・記録:まちひとサイト
あとがき>
*混乱の中、自己組織化を続けてゆける国際的基準に沿うこと
大規模被災時に、現場や被災地外の市民/NPOが、自己組織的に連絡・集合・連絡して対応を始め、連携してゆくための訓練です。小グループから国際まで、どのレベルでも共有できる、国際的なICS:Incident Command System に、準拠しています。原則は、数人が集まれば、②情報を集め記録する人 ③活動を実施する人 ④活動のための調達をする人、そして①グループをまとめ指揮する人に役割分担を分けるのが効果を最大化し危険を避けるということです。他のグループと合流すれば、その場の緊急性が高く/可能な活動の順に分かれ、さらに増えれば、より上位の②③④に⑤財務:持続的な活動を裏付けるための、事前/事業の蓄積・精算活動が必要になります。
*コミュニケーションのスキルが必要になること
協調した行動をするためには、線的な対話/応答で意見交換するよりは、非同期的な付箋と掲示配置による整理・共通認識と、リーダーが調整/決定/指示を繰り返せるコミュニケーション・スキルが必要になります。書き込んだ文字/数字/図象/写像/映像の活用も必要ですし、ICT機器/スステムを使いアマチュア無線・・・Webの利用も必要です。時間に沿って流れる対話や書き込み、意見交換に終わらず、非同期の表示・認識と、決定・伝達・行動・結果連絡・記録が循環されることが必要です。
*リーダー能力が必要になること (AI時代の人の仕事)
公的機関/地域行政の主催する被災対応本部とその組織と協調/協力・分担してゆく為にも、最少の数人単位のグループでも、①の運営・指揮を引き継ぎながらでも担える、リーダー能力を持つ人の養成が必要になります。
これは、成長期から成熟期へ、拡大再生産期から持続・循環期に入っている日本の時代的な要請でもありそうです。
- 関連記事
-
- 地域・市民からの協働型災害訓練 第9回のテーマは「SDGs x 防災~アフターコロナの災害対応CDT2022~」2月10・11日オン・オフ開催受付開始 (2022/01/17)
- 第50回記念 日本橋自衛消防訓練審査会 概要 (2013/10/16)
- 一つ一つ取り組んできた、「マンション防災対策いろいろ」 RJC48第24回オフ勉強会 (2017/09/03)
- 銀座震災訓練第37回、外来者・帰宅困難者誘導の展開へ 8月31日(金)9時、銀座中央通り1〜8丁目各辻に集合開始 (2018/08/28)
- 東京都心、中央区民・事業者の大災害対応’共助’でできること 帰宅困難者対応 (2017/01/20)