映画『ゆずり葉』中央区上映会とミニ手話教室の記録
【高齢・障害・ユニバーサル化】 - 2010年07月31日 (土)
映画『ゆずり葉』中央区上映会&ミニ手話教室が、2010年7月31日、日本橋社会教育会館ホールで開かれました。主催;中央区社会福祉協議会 中央区聴覚障害者協会、後援:住友商事株式会社、協力:中央区民生・児童委員協議会、中央区登録手話の会、ちゅうおうボラネット、手話サークル翼、要約筆記サークルダンボ。
特別出演として、脚本/監督 早瀬健太郎さん、 尚美役 貴田みどりさんも来場され、トークショーとして、対話ができました。
映画『ゆずり葉』中央区上映会とミニ教室を終えて速報
映画制作のきっかけは、ろうあ者に国語を教えている早瀬さんが、中学生徒から言われた一言から。障害者も健常者も何らかのきっかけがないと、バリアーは意識されない。それを、当然としているところから、語り合い、解決の方法をさぐり、自身でできることからやってみる。誰にもある行動の挫折を原点にし、再びた立ち向かう姿を描いた映画です。


映像Part1 早瀬監督・貴田みどりさんとの対話と上映の様子
トークショーの後半は、住友商事の菅谷さんの紹介で、映画及び上映会でのバリアー対策の紹介でした。映画の字幕、音声ガイド、開場での手話、要約筆記表示による案内、補聴器の雑音を防ぐ磁気誘導ループの設置など、様々な対策が用意されました。
映像Part2 菅谷さん、バリアフリー
第2部は、ミニ手話教室

映像:ミニ手話教室
映像:終了後、関係者とお疲れ様写真と自己紹介
<所感>バリアーに気がついて、感動して、そのままにしてしまうのでは、後戻り。誰もが、老いによる障害と知恵を膨らませる高齢社会。放置すれば不安は現実になり、明日は暗くなる。
以前、バリアフリー・トイレマップづくりで、4市の障害者グループと一緒に活動したときに、移動しあうこと・連携しあうことの大変さは痛感した。この映画がづくりの大変さを想像しつつ、この映画という作品となり、これからもより多くの人を繫いでゆくことが期待できる。取材・記録を通じて情報障害をつくっていると気づかされることも多かった。
完全な健常者は居ない。誰もが身体の得意・不得意をもち、会話・仕草・文章などの表現力もそれぞれ違う。そして、自動車の運転から、電話・ケータイ・パソコンからネットワークを活用することまで、いろいろな交通・通信・情報処理の能力も違うし、育った環境・年代によって感性・言葉も違う。複雑になるほどに目に見えない隔たりが増えているのは確か。障害者の挑戦に、健常者も応えることが、自身の加齢に役に立つだろう。直美役を射止めた喜田みどりさんは、2次予選の60人に残り、6人による最終選考を勝ち抜いた。だれもが、自身を磨き社会に活きる中で、大きな歓びと希望を得られる。来場し、開場を支えている方々の日々の積み重ねた笑顔を取材させていただいて、感謝しています。
取材・記録: 藤井俊公
特別出演として、脚本/監督 早瀬健太郎さん、 尚美役 貴田みどりさんも来場され、トークショーとして、対話ができました。
映画『ゆずり葉』中央区上映会とミニ教室を終えて速報
映画制作のきっかけは、ろうあ者に国語を教えている早瀬さんが、中学生徒から言われた一言から。障害者も健常者も何らかのきっかけがないと、バリアーは意識されない。それを、当然としているところから、語り合い、解決の方法をさぐり、自身でできることからやってみる。誰にもある行動の挫折を原点にし、再びた立ち向かう姿を描いた映画です。




映像Part1 早瀬監督・貴田みどりさんとの対話と上映の様子
トークショーの後半は、住友商事の菅谷さんの紹介で、映画及び上映会でのバリアー対策の紹介でした。映画の字幕、音声ガイド、開場での手話、要約筆記表示による案内、補聴器の雑音を防ぐ磁気誘導ループの設置など、様々な対策が用意されました。
映像Part2 菅谷さん、バリアフリー
第2部は、ミニ手話教室


映像:ミニ手話教室
映像:終了後、関係者とお疲れ様写真と自己紹介

以前、バリアフリー・トイレマップづくりで、4市の障害者グループと一緒に活動したときに、移動しあうこと・連携しあうことの大変さは痛感した。この映画がづくりの大変さを想像しつつ、この映画という作品となり、これからもより多くの人を繫いでゆくことが期待できる。取材・記録を通じて情報障害をつくっていると気づかされることも多かった。

取材・記録: 藤井俊公
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