2018年05月のエントリー一覧
-
’心のバリアフリー’ 弱者への共感・理解・’合理的な配慮’は、環境・道具づくり以前からできること:無段差社会創成シンポジウムより
昨年12月10日中央区内で開かれた、無段差社会シンポジウムでの、神林烈氏(中央区民会議 代表)からの生活の中での’合理的な配慮’ができる大人がそだつ教育環境の必要性、丹羽太一氏・丹羽菜生氏(建築家)による合理的な配慮を可能にする’障害の理解ー障害問題の理解ー障害者の理解’、医学的・社会的理解と障害当事者の参加あっての解決の可能性などの問題提起の記録です。 進行は、阿部彰氏(建築家・都市環境プランナー):一...
-
歩車分離と歩車共存−道路空間を考え直せる 'ShareSpace' のスマートさ:無段差社会創成シンポジウムより
昨年12月10日中央区内で開かれた、無段差社会プロジェクト スターティング シンポジウムでの(株)本田技術研究所 四輪R&Dセンターの矢口忠博氏の紹介からの、引用記事です。 「車」中心の街構造から、「人」中心の街構造に転換するには、歩車共存の空間を増やし、多様なモビリティと共存する社会が見えてくる。「歩車共存」へは、オランダの交通計画者:ハンス・モーガン氏が1985年頃から始めた取り組みが指針に。 すべて...
-
9ブロックを纏めて、道路を人の生活の場に:SuperBlockプロジェクト【バルセロナ街暮らし空間】シリーズ第二弾
一方通行で車を避けながらの街の道も、ブロックを纏めてエリア内を人の生活の場にすることができる。バルセロナ市サン・マルティ地区でのSuperBlockプロジェクト。de Sancho d'Avila 通りの路上や交差点では、ベンチ・テーブル、児童公園、路上ゲームなどを手がかりに、勤め人・学生・子育て親子や近隣シニアなどの生活が見える。 自動車一方通行路+歩道を、9ブロック内、自動車通行路をデザインすれば 1 歩行者優先エリア内...
-
人中心の道へ戻したバルセロナ市d'Astories小路のスケールを、日本橋、新富町と比べてみる
・狭い道を人の道に戻して、小さな広場が息づく 【Barcelonaの街暮らし空間】 Fontana駅から d'Astories小路、二つの小さな広場車優先が常識となった街暮らしに、歩く人やバギー・シニアカート・車椅子が優先される道を回復させ、人通りを増やしてきたバルセロナ市d'Astories小路は、どうやって変えてきたのか? 実験・実証期間での通行・来客・売り上げなどの統計データと営業の利便性の検討を経て、歩きやすい道路の改造が進み...
-
狭い道を人の道に戻して、小さな広場が息づく 【Barcelonaの街暮らし空間】 Fontana駅から d'Astories小路、二つの小さな広場
バルセロナ市グラシア地区は、18世紀から続く市街地で、4.2Km2に14万人余が住む。エレベーターの無い低層の市街地は、高齢者の転出とアートに関わる若者が増えているきく。地下鉄Fontana駅から、d'Astories小路、二つの広場を、火曜日午後と金曜日夜に訪れた。 かっての人と車の一方通行路は、期間限定実証実験で人優先道との組み合わせとなった。店への搬入は遠くの車から手押し車やバイクによるが、来街/来客/滞在...